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鰻の寝床 ■■ 建築家の自邸 ■■ |
光と影 | 家づくり | ![]() |
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![]() 1998 完成 写真は、2010.06.09 |
建築家として多くの家を作ってきたけど "一体あんたはどんな空間に住んでいるのよ" かすかに聞こえる天の声 多くの方に"コンクリートはいいですよ" と言いきった分 わが家を建てるということの耐えがたい恐怖心にさいなまれつつ 敷地は、約4.5m*25m よって建物は、3.8m*23m うなぎの寝床をいかに克服するか どうして、都市に住みたいのか 自問自答しながら ついに建ててしまいました |
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----狭小な空間を生きた広がりのある豊かな空間へと導くために---- |
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風をとおす | 風をみせる | 光をとおす | 時を感じる | 光を感じる | 影を追う | 視界を通す | 見れる | 見られない | メロディー 流動的空間 |
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リズム 屈折的空間 |
雨をみる | 空をみる | 空を映す | 庭を拡げる | 歩く | 歩き回る | 感じる | 外 OR 内 | 虫と暮す | |
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![]() 2010 06 09 渡り廊下に差し込む光 |
![]() 2010 06 09 中庭に差し込む光 |
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----施工性の向上を兼ねた空間を演出する---- |
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間口が狭く、奥行きが深い京都の町家。イデア.ワ−クスの田中豊次代表の自邸も、そんなうなぎの寝床のような敷地に建っている。 南北に細長い敷地は間口約4.5m、奥行き約25m。ここにRC造2階建ての住宅を建てた。 「京都は防火の制限が厳しい地域。構造体が仕上げも兼ねるRC造は、この街に合った構造形式だと思う」と田中氏は話す。 また、取合いの多いS造などと違って、RC造は工種を分断しやすい。狭い敷地の中で多業種が入り乱れる作業環境を避けることができる。 極小敷地での作業性を高めるため、型枠は600mmパネルの縦使いで統一した。 「これなら職人が一人でも型枠を組める。横使いなら一人では建て込めないし、900mmのパネルなら作業性が悪くなる。 木コンの均等割り付けはできないが、工期短縮には代えられない。」(田中氏)パネルだけでなく、サッシやドアもできるだけ同じものを使用した。 次に現場に入る職人に対して視覚的にわかりやすくするためだ。 3箇所に配置した吹抜けは空間を豊かに演出するだけでなく、施工性の向上にも寄与している。 駆体が建ち上がってくると、狭い空間での資材の揚重は困難を極める。 吹抜けが垂直方向の作業スペースとなった。また、どの部屋も吹抜けに面しているので、自然光の下で作業できる。 外部階段を直階段としたことも、施工性が高まった理由の一つ。テラスなどの手摺は穴あきブロック積みとし、長尺物の揚重が終わった後の施工とした。 テラスは施工中、資材置き場となった。 田中邸は、狭小敷地における建物を広く見せる設計の工夫が、施工しやすい環境もつくり出すことを実証している。(日経アーキテクチュア誌
1999 3-8) |
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IN | ![]() 中庭から1階のアトリエを見る |
![]() 吹抜から食堂を見る |
![]() 外部階段に入る光 |
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SKY | ![]() |
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外部階段を昇るにつれ、空へとのびる空間の連鎖は、 しだいに開放的で、 ダイナミックになり、広がりを増幅していく |
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